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社会保険制度を学ぶ(労災保険その1)

日本の社会保険制度はアメリカともヨーロッパとも違う特性の中生まれてきた経緯があります。介護保険社会福祉の高齢者福祉分野(一部40歳以上の方の特定疾患の福祉制度も含む)を40歳以上の方で支える制度なので今回は取り扱いませんが、社会保険制度はアジアの中では優秀な制度かと思います。

 

まずは労働保険とも言われている労災保険雇用保険です。どちらともアルバイトを含めて雇用された時には加入する制度なので、身近な社会保険制度かと思います。雇用保険は除外規定がありますが、ほぼ加入と言っても過言ではありません。

 

まずは労災保険から考えていきたいと思います。あれ?給料から労災保険の分は引かれていないよと感じる方々が多いと思います。被用者(簡単に言うと雇い先)が全額負担です。

仕事中の怪我や病気や亡くなった場合も含めて保障されます。昭和の時代はとにかく労務災害が多かったです。東京タワー建設で作業員の転落死事故が日常茶飯事だったぐらいですので、働く人を護る社会保険制度として早くから始まりました。

 

建築や調理の仕事の怪我などがイメージしやすいですが、最近は長時間労働やストレスが原因の突然死も含めて条件は厳しいですが、保障される範囲となりました。

 

実感はありませんが、雇用形態や企業規模関係なく義務付けされている制度なので、いざとなった時には力強い社会保険制度となります。